海苔
日本料理のスーパーフードと称される海藻は、古くから日本人の食生活に欠かせないものでした。
海藻には、栄養、ミネラル、そして風味が豊富に含まれています。 うまみ成分が豊富なので、サラダ、スープ、出汁、魚介類など、 さまざまな料理をより美味しくしてくれます。
生で食べるのもよし、サラダに加えるのもよし、 天然の調味料として使うのもよし、海藻は多面的で多彩な食材です。 世界的なビーガン人口の増加と、植物由来の健康効果に関する消費者の意識の高まりが、市場の成長を後押ししています。
島国である日本では、海辺の岩の隙間から採れるヒジキや、 海岸線の浅瀬から採取される昆布など、全国各地でさまざまな種類の海藻が採取されています。海藻や海藻由来の製品は、何千年も前から日本料理の中心的な食材であり、今日でも広く楽しまれています。健康的で低カロリー、そして食物繊維やミネラル、風味が豊富な日本の海藻類は、出汁をとるときには もちろん、サラダやスープ、巻き寿司を作る際にも使われています。
丸山海苔
丸山海苔は、江戸時代末期の1854年、東京・日本橋で海苔の卸売り問屋として創業しました。創業者の彦兵衛が「河口屋」という屋号で創業したのが、丸山海苔店の歴史の始まりである。 幕末には、西国（特に京都）で生産された多くの種類の食品が、江戸（東京）で販売されていました。 逆に旅をしたのは江戸海苔だけで、京都の貴族が高く評価していました。 西日本を中心に販売されましたが、彦兵衛はその人気の拡大に 大きく貢献したのです。 厳選された丸山の海苔は、約3,000軒の寿司店をはじめ、 国内外の食のプロたちに愛用されています。